2023年度に新設されたコースです

集まれ!情報科教員を目指すすべての高校生

情報技術が急激な進展を遂げ、情報通信機器やサービス、情報を適切に選択・活用していくことが不可欠な社会が 到来してきています。その社会で活躍することになる生徒たちに、科学的な理解に裏打ちされた情報活用能力とデー タ活用力を育む情報科と数学科の教員に必要な知識・技能を学ぶことができます。
 

取得可能免許

  • 高等学校教諭一種免許状(情報,数学)
  • 中学校一種免許状(数学)
  • 単位を積み上げることで,小学校教諭一種免許状,幼稚園教諭第一種免許状,特別支援学校教諭第一種免許状,中高他教科免許状を取得することも可能です

4年間の学び

情報コースでは、教育支援専攻(E 類)情報教育コースの学生と 共に、1 年次に計算機システムの仕組み、プログラミングやアル ゴリズム、情報数学などの情報科学・情報工学の基礎を学んだ後、 2 年次以降でオペレーティングシステム、情報システム、ネット ワークシステム、計算機ハードウェア、コンパイラ、HCI、情報 メディアなどの専門的な内容を学んでいきます。 加えて、情報社会や情報倫理、情報科教育に関する教材論やカリ キュラム論、そして情報科教育法を学び、また、授業観察と教育 実習、教職実践演習を通して、高校情報科教員としての力をつけ ていきます。 これらに合わせて、1 年次に情報科学・情報工学の土台にもなる 解析学、代数学、数理・データサイエンスを、2 年次以降で幾何 学、数学科教育法、さらにデータ分析や知識処理を学んで、“デー タの活用”と“コンピュータの活用”が重視された新しい中高数 学科教育に対応できる力を習得します。 3 年次からはE 類情報教育コースの学生と共に研究室に所属し、 研究室それぞれの専門分野における研究手法を学んで、4 年次に は卒業研究に取り組みます。卒業研究としては、授業や学習を支 援するソフトウェア・ハードウェアの開発研究、情報教育とICT 活用に関する実践研究やカリキュラム開発など様々なテーマに取 り組んでいます。

先輩からのメッセージ

情報化が急速に進む現代では、教科「情報」の重要性は年々増し てきています。学校の規模にもよりますが、情報の教員は1人で 担当していることが多いため、自分のやりたい授業プランを実践 しやすいです。 私の授業を受けて情報系に興味を持ち、「プログ ラミングが学べる大学に進学したい」という生徒の声を聞くこと があります。生徒の人生に大きく関わってくる責任とやりがいを 実感する瞬間です。昨今、教員の業務においても校務の情報化が 進んでいます。情報の教員はその場面で中心的な役割を担当する ことも多く、特に自分で考え、作ったシステムが学校の中で使わ れていくと嬉しいものです。学芸大の先生方は親身になって指導 してくださいます。ぜひ学芸大で情報科の教員を目指しましょう。
(関圭太 2017 年度情報教育課程情報教育専攻(本コースの前々 身)卒業生)

特色ある科目

情報科教育教材論、情報科教育カリキュラム論、コンピュータ システム概論、計算機ハードウェア、オペレーティングシステム、 ネットワークシステム、マルチメディア情報解析、情報メディア、 情報社会と情報倫理、数理・データサイエンス、データ分析と コンピュータ、知識処理と人工知能