B類情報コース(B情)

B情(学校教育教員養成課程 中等教育専攻 情報コース)は,高校情報科の教員を育てるために2023年度から新たに設置されるコースです.

2022年度から高校情報科は,必修科目「情報Ⅰ」と選択科目「情報Ⅱ」に再編され,内容が充実かつ高度化するため,担当する教員にはより専門的な知識が必要になります.そしてさらに高度な内容を扱う専門教科情報科の教員も求められています.そこで,学芸大の高校情報科の教員養成を発展的に充実するため,B情を新設することになりました.
新たな高校情報科ではデータ活用の内容も多く,数学科との連携が必要になることから,中高数学科教員免許も一緒に取得するカリキュラムになっています.また,小学校教員免許を取ることも可能です.

E類情報教育コース(E情)

E情(教育支援課程 教育支援専攻 情報教育コース)は,学校の外から教育の情報化(ICT活用や情報教育)を支援する人材を育てるコースです.

2020年度から順次実施されている新しい学習指導要領では,情報活用能力が基盤的な力と定義され,その力を育てる情報教育が充実されました.さらに主体的・対話的な深い学びの実現のために授業におけるICT活用が求められています.このような教育の実現には,ICT支援員や教育情報化コーディネータなど学校や先生たちを直接支援する人材,授業・学習支援システムやデジタル教材などのソフトウェア開発,教育データの分析など,外部から学校の情報化を支える人材が重要になります.
これらの役目を担うにはICTと教育の両方に長けている必要があり,2023年度,これまでのE情の教育内容を継承しつつ,小中高における情報教育やICT 活用について授業観察や授業研究も含めながら学ぶ講義演習を盛り込んだカリキュラムに一新します.

A類情報教育選修(A情)

A情(初等教育教員養成課程 情報教育選修)は,情報化社会のニーズに応え,全国でも数少ない教育の情報化のエキスパート教員を育てるための選修です.

これからの教員には現代社会で生き抜くための情報活用能力を児童に身に付けさせる教育力が今以上に求められてきます。また,学校教育現場の情報化も進み,授業や校務での日常的な情報通信技術の活用が必須となってきています。そこで,体系づけられた情報工学と情報科学,教育工学の知識を土台に,教育の情報化の実践を校内で指導・推進していくリーダ的教員の養成を目標としています.
学生募集は平成4年度(2022年度)で終了しました.